こんにちは。
4歳と7歳を育てながら少ないもので適当に暮らしています。
話題の映画『天気の子』を家族で観てきました。新海誠監督の作品は『君の名は。』(DVD)しか観たことがありません。
夫は新海誠監督の新作が公開されたら毎回のように映画館に足を運んでいたみたい。今回は私も初参戦。
まずは映像の美しさと、音の迫力で圧倒されました。ストーリーは手放しで「よかったー!面白かったー!」と叫ぶ感じではなく「自分だったらどうだろう」とか、なんだか色々考えちゃう作品だったと思いました。
4歳次女は映画館で最後まで観られる?
長女はアニメなら何でも見たがるタイプ。2年生なので映画館でも耐えられるとして、次女は年中なのでやめとこうか迷いました。
でも次女は『君の名は。』が大好き。特に音楽(RADWIMPS)と、三葉が好きみたい。オープニング曲がかかるとノリノリで踊ります。髪型も「みつはにして!」と言ってました(笑)
長女も初めて映画館で映画を観たのは年中くらいだったので、連れていくことにしました。結果、無事最後まで観ることがことができました!子供が最後まで愚図らないのは面白さのひとつのバロメーターですね。
心配だったのでお気に入りのブランケットを持って行きました。これがあると大人しい(眠そうともいう)。
【注意報】ここからはネタバレもあるかも…
観て色々考えさせられる作品だったので、感想を書いてみようと思います。
『天気の子』感想
どうしても前作『君の名は。』と比較してしまうんですが、作る側からすれば前作があっての今作だろうし、当然中の当然でもありますね。
『君の名は。』は誰も犠牲にならずにハッピーエンドだったんだな、ということが思い出されました。瀧くんね。
『天気の子』にも瀧くんがちらっと出てくるんですが(これ定番なの?)もはや「元カレ」に会ったようなうれしさよね。瀧くんね。
若さとか
思うのは、若さ。瑞々しさ。青春。家出。せっかくだから若返りも願って余計なことは考えずに見ました。
夫は帆高くんの将来をすごく案じながら観たらしいです。おとなだー。私は感情移入しすぎてあちこち痛くなってきたので「これは映画なんだ」と一歩引いてみたりするシーンもありました。(おそらく同じ場面・笑)
年配者たちの言葉
印象的だったのは年配者たちの言葉。最初の方で占いおババが言った天気を操ることの「代償」。後で出てくる神主も似たようなことを言っていました。
それから最後の方で、おばあちゃんがこう言う。「元にもどっただけ。」そう、人間は自然にとうてい太刀打ちできないのよ。それに無駄にあらがわないのよ。受け入れるの、おばあちゃんは。年配者たちの言葉はついつい気になってしまいます。
対比いろいろ
帆高と陽菜。
田舎と都会。
雨と晴れ。
家庭環境も全然違うふたり。
陽菜のいない世界では、みんなが喜ぶ。陽菜が戻ると、みんなは困る。
対比を探しながら観ました。私の世界も対比してみると面白いかも。
【弟】凪くん
陽菜の弟の凪くんがいいキャラしてました。長女も「かっこいい!」って言っていました。そうなんだ!劇中もモテキャラだったけど、現実の小学生女子にもモテるんだね。すごぞ先輩!(帆高は凪くんを先輩と呼ぶ。)
それから、登場人物が少なめでストーリーも複雑さはそこまでなく。小2の長女でもだいたいは理解できたかな?子供でも観られるように考えられているのかも。映画館でも小学校低学年くらいの家族連れを見かけました。
僕にできることはまだあるかい
このフレーズが頭から離れませんね。進め方はちょっと強引なところもあるし、答えがない作品な気がしますけど、エンディングテーマに少しヒントがあるのかもしれないですね。
自分の願いを貫き通すのか、人々の幸せを考えるのか。それをすごく背負ってるんだけど、結局は自然にはあらがえない。どれだけ雨が降っても地球で生きていくしかない。そういう意味ではみんな同じなんですよね。だからがんばろう。自分で選んだ道を進むしかないよ!最後ちょっとだけ大人になった帆高はかっこいいね。
…私が15歳だったらまた違う感想になるんだろうね。
15歳の私だったら…こんなに色々…考えないですね(笑)
ではまた!
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